新日本パブリック・アフェアーズからのメッセージ
「知恵の集団」が賢明な判断を下すための4つの条件

-この4つの要件を満たした集団は、正確な判断をしやすい-

集団の知恵が賢明な判断を下すためには、4つの条件が必要です。これらの要件を満たした集団は、正確な判断のたどり着くことが可能になるのです。


1. 多様性

独自の私的情報を持つ個人が、多種存在すること


2. 独立性

各人は、他人の判断を模倣せず、それぞれに結論を出せること


3. 分散性

各人がバラバラであることにより、全体的には視野が広くなること


4. 集約性

個人の判断を集計するメカニズムが存在すること


実社会では、個々人が持っている多種多様な情報や判断は、断片的であったり、一面的であったり、実に様々です。全体として見た場合、集団の各メンバーが持つ情報や判断には正しいものも、間違ったものも、膨大に混在しています。いわば玉石混在そのものです。しかし、その集団の回答を集約して均すと、一人ひとりの個人が回答を出す過程で犯した間違いが相殺されていき、最終的に優秀な回答が浮かび上がってくるのです。

これを社会的な選択、公共政策上の選択という場面にあてはめて考えて見れば、民主主義が賢明な判断に結びつくよう、多様性・独立性・分散性を上手く集約し、集団による賢明な判断を導き出すシステムを構築、運営していく必要があると言えると思います。