「みんなの意見」=「集団の知恵」は、専門家の意見より正しい

-「群衆は愚鈍である」は、嘘-

「群衆は愚鈍である」というイメージを覆す実例には、さまざまなものがあります。

 

CASE 1

雄牛の重量当てコンテスト

「正解は1198ポンドであるのに対して、予測平均は1197ポンドだ」

雄牛の重量当てコンテストでは、畜産の門外漢を含めた800人の平均値が、ほぼ正しい重さを言い当てました。

CASE 2

スペースシャトルの墜落事故

「事故原因を察知したのは、調査委員会より市場が早かった」

スペースシャトル墜落事故では、調査委員会が原因を究明できたのよりも、はるかに早い段階で、証券市場の投資家は事故の引き金となった部品を担当した企業を特定し、その会社の株を売り払いました。

CASE 3

グーグル検索エンジン

「探しているページを瞬時にピンポイントで発見する」

グーグルでは、みんなが足跡を残すページほど、高い評価が与えられています。

CASE 4

IEMの選挙結果予測

「IEM(アイオワ・エレクトロニック・マーケット)による選挙結果予測の先物取引市場(選挙の勝者予想、特定候補者の得票率予想)は、世論調査より正確である」

最大800人のトレーダーが参加したアイオワ電子選挙結果予測は、世論調査よりも正しく選挙の結果を予測しました。

CASE 5

HSXの興行成績等予測

「HSX(ハリウッド・ストック・エクスチェンジ)によるオスカー受賞予測の市場はメディアより正確である」

ハリウッド・ストックエクスチェンジは、2000年のオスカーの行方を全部門で的中させました。

CASE 6

リナックスの開発

「不特定多数の参加者によって、マイクロソフトの最も有力なライバルとなるOSが開発された」

不特定多数の参加者が創造するリナックスは、ウィンドウズを脅かす存在にまで成長しました。

このように、ある状況下、すなわちある条件がそなわった場合、集団による判断は、非常に賢く、正しい判断を下すことが可能なのです。

 

 


 

集団の知恵を政策に活かす